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Power Platform
2024.04.03

非エンジニア【(元)自治体職員】が半年間ローコード開発をしてみたら

非エンジニア【(元)自治体職員】が半年間ローコード開発をしてみたら
村上洋輔

初めまして、アーティサン株式会社、クラウドコンサルティングチームの村上です。

入社6カ月が経ち、初めてのブログの投稿になります。

今回は入社してから半年経過するまでに苦労したことや、それに対する対応などについて、伝えさせていただき、今後、非エンジニアの方々が市民開発していく上で、少しでも役に立つ情報をお伝えしていければと考えております。

また、非エンジニアの方に指導する立場にある方々の参考にもなればと考えております。よろしくお願いいたします。

※市民開発:ITの専門知識がない従業員がプログラミングをしなくてもアプリ開発ができるローコード/ノーコードのツールを使用しアプリケーション開発をすること。

 

初めに少し自己紹介させていただくと、

非エンジニア【(元)自治体職員】が半年間ローコード開発をしてみたら

入社前は13年半程、地方自治体の職員をしておりました。自治体の規模は東北の人口5万人程度と決して大きいとは言えない、田舎の地方自治体でした。

その後、ご縁があり、弊社へ入社したのですが、これまでITを専門としていたわけでもなく、プログラミングに必要であろう、数学や英語が得意であったわけでもない、むしろ少しITに少し苦手意識があるくらいの人間でした。

 

なぜ、IT企業に

非エンジニア【(元)自治体職員】が半年間ローコード開発をしてみたら

自治体時代に、バスロケーションシステムを導入する事業の担当をしており、この事業を担当したことで、社長の小山と出会ったのがきっかけです。

弊社の採用ページのローコードエンジニア/コンサルタントのポジションの欄には「プログラミング経験が浅くても、開発スキルを向上させることができるユニークなポジションです。」と書かれており、この言葉を信じチャレンジしてみました!
※ローコード:少ないプログラムコードで開発が出来る手法。

 

半年間どうだったのか

村上洋輔

正直な所、結構大変でした…。

「ローコード」という言葉だけを鵜呑みにして、簡単にできるだろうと油断するのはとても危険です(笑)
ただ、半年経った現在では、ある程度個人で自走できる部分も出てきている状況で、簡単なアプリであれば一人で作成することができる状況です。

非エンジニアから出発した、私自身の大変だったことを挙げると、以下の三点が大きな部分でした。

では、どのように解決してきたかというと…

 

(1)IT用語がわからない

非エンジニア【(元)自治体職員】が半年間ローコード開発をしてみたら

1については、基本的なことですが、会話や書籍の中で分からない用語が出てきたら、メモを残し、ネットで調べることで、対応していきました。
また、現在はChatGPTを駆使することで学習効率は更に向上すると思います。

 

(2)システム構築の仕組みがわからない(システム設計など)

非エンジニア【(元)自治体職員】が半年間ローコード開発をしてみたら

2については、書籍+実務という形で対応していきました。

書籍を読むだけではなかなか理解が難しいですし、実務だけでは体系的に技術を習得するのは難しいです。
その為、書籍で一旦薄く学び、実務で、ある程度深く理解する。
その後、書籍を読み返すことで自分のものになっていくのを感じました。

要領の良い方は、書籍や実務だけでもすぐに理解できるかと思いますが、非エンジニアの方にはこちらの方法をお勧めします。

 

(3)Power Platformの使い方が分からない(関数など)

非エンジニア【(元)自治体職員】が半年間ローコード開発をしてみたら

3については、書籍+実務+質問ことで対応しました。

書籍で薄く学んだあとに、先輩が作ったベースのアプリを修正・追加していくという作業を繰り返すことで、技術の習得を早めることができたと感じています。

知識が乏しい状況で0からアプリを構築する場合、技術的にもメンタル的にもなかなかハードルが高いです。
しかし、骨組みがある状態でアプリを触ると、実際入力されている関数を見ることで理解が深まり、追加・修正のハードルも下がります。

加えて、少しずつでも自分で出来ているという達成感から、心が折れなくて済みます。(笑)

初期段階では、いかにハードルを下げ、自分が入力した関数で、アプリが動いているという達成感を味わいながら、継続して学んでいけるかが重要かもしれません。

技術習得のための流れとすれば、業務でツールに触れる→躓いた箇所を書籍やネットで調べる→それでも分からない場合はすぐに分かる人に聞く。このサイクルが非常に重要だと感じました。

特に、すぐに分かる人に聞けるという状況が重要で、知識が無い人が、詰まってしまった部分を書籍やネット上の情報で解決するとなると、何時間あっても足りません。

そもそも何を調べたら良いか分からない状況だと思います。

この部分については、組織の中にそういった方がいればいいのですが、他の業務もあり、難しいと思います。
その場合には弊社のサービスの一つに内製化支援サービス(ヘルプデスクのようなもの)というものもございますので、ご利用いただければと思います。

最後にタイトル『(元)自治体職が半年間ローコード開発をしてみたら』の結論になりますが

簡単ではないが、環境が整っていれば可能

という所でしょうか。

ローコード開発は、スクラッチ開発よりも、当然ハードルは下がりますが、非エンジニアの方がすぐにアプリを作れるかというと、少しハードルが高いと感じました。

しかし、技術的なサポートをしてくれる環境があれば、比較的早い期間で、一定の技術の習得が可能で、アプリをつくることが出来ると思います。

 

次回以降

半年間Power Platformを触ってみて、現在は大手企業様など、大きな組織での活用事例が多い状況ですが、個人的には、今後は地方自治体様や地方の中小企業様にも活用されるべきツールだと感じておりますし、昨今の人材不足等の解決の糸口となり得るツールだと考えております。

その一助となる為にも、Power Platformの基本的な技術の部分や地方自治体・中小企業でも活用できそうな事例等を紹介しながら、非エンジニアの方が求める、理解しやすいような初級者向けの技術情報を紹介していければと考えております。

Power Platformに関する高度な技術ブログは、弊社小刀稱を初め、他のメンバーが多く紹介しておりますので、ぜひそちらをご覧いただければ幸いです。
技術情報ブログ一覧

 

おまけ

おまけとして、私が最初のアプリ開発で良く使用した条件分岐(if関数)の構文を記して、終わりにしたいと思います。

//If関数の構文
If(条件式,Trueの場合の処理,Falseの場合の処理)

//例
If(Aさん=非エンジニア,○,×)

→Aさんが非エンジニアの時は「○」、それ以外の場合は「×」を返します。

既にPower Appsを使用している方には、基本中の基本ですが、アプリ開発していく上で、よく使用する関数の一つだと思いますので、これからPower Appsを触るという方の参考となればと思います。

村上洋輔

最後まで、ご覧いただきありがとうございました!

Power Platform(SharePoint・Power Apps・Power Automate)に関する営業活動や設計、開発などを担当:小刀稱知哉

村上洋輔

岩手県在住

13年半程の地方自治体職員を経てIT業界へ飛び込みました!

趣味はキャンプ⛺、釣り🐟、家庭菜園🥬、サッカー⚽・・・アウトドアが好きです!

Power Platformに関する業務を担当しております!

非エンジニアの方々、地方の企業様、地方自治体様へもPower Platformの良さが伝わる活動ができればと考えております!

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