Power Automateは、コーディングの知識がなくともお手軽に業務の自動化を行うことができる非常に有用なツールです。
また、環境さえあれば誰でもお手軽に構築を始めることができます。
ローコード開発の市場が拡大していくにつれ、Power Automateのユーザーも増えてきたと実感しています。
そこで本シリーズでは、Power Automateをこれから勉強する方向けにPower Automateの基本事項について説明していきます。
Power Automateを少し勉強している方についても、再度基本内容を押さえるために本ブログを一読していただければ幸いです。
(なるべくわかりやすく説明できるように心がけていきますので、優しい目でみてください(笑))
また、以前Power Automateの初心者~中級者の方向けに以下のブログを書いておりますので、こちらも併せて参考にしてください。
今回は、Power Automateのフローの種類について紹介します。
フローの種類
Power Automateの+新しいフローをクリックすると、フローを新規作成するため以下の画面が表示されます。
「テンプレートから始める」は、準備されているテンプレート一覧を流用し、フローを作成する方法です。
「一から独自に構築する」は、自分で1からフローを作成する方法です。
また、この中でも「デスクトップ フロー」はRPAツールであるPower Automate Desktopを用いてフローを作成する方法です。
詳細については、以下URLを参照してください。
デスクトップ フローの概要
今回は「一から独自に構築する」内の以下3種類を対象としています。
自動化したクラウド フロー←今回はこちら
スケジュール済みクラウド フロー←今回はこちら
インスタント クラウド フロー
※スケジュール済みクラウド フローは、自動化したクラウド フローの一種であるため、先にこちらの2つについて説明します。
上記フローはトリガーアクションの種類(= フローが起動するタイミング)により区別されます。
また、フローの種類によっての共有方法や実行アカウント(どのアカウントでフローが実行されるのか?)が異なります。
よってそれぞれのフローについて、以下観点から説明していきます。
フローが起動するタイミング
フローの共有方法
フローの実行アカウント(どのアカウントでフローが実行されるのか?)
自動化したクラウド フロー
はじめに、自動化したクラウド フローについてです。
フローが起動するタイミング
ある特定のリソース(例:SharePointリストやOutlookなど)を常に監視し、変更があった際に「自動的に」起動します。
トリガーアクションの例としては、以下が挙げられます。
SharePoint 項目が作成されたとき
SharePoint アイテムが作成または変更されたとき
Office 365 Outlook 新しいメールが届いたとき
Forms 新しい応答が送信されるとき
フローの共有方法
注意
Power Automateの「共有」に関する詳細については、以下URLを参照してください。
クラウド フローを共有する
自動化したクラウド フローでは、共有する際には所有者としてのみ追加することが可能です。
所有者として共有すると、共有されたユーザーはフローを編集することができるようになります。
フローの実行アカウント(どのアカウントでフローが実行されるのか?)
フローの実行アカウントは、フローの作成者となります。
これはフローを共有したかどうかとは無関係であり、常にフローの作成者が実行アカウントとなります。
スケジュール済みクラウド フロー
つづいて、スケジュール済みクラウド フローです。
こちらは自動化したクラウド フローの一種です。
フローが起動するタイミング
起動タイミングとしては、ある特定のリソースに対し、「定期的に」フローが起動します。
Power Automateのバッチ処理となります。
フローの共有方法
フローの実行アカウント(どのアカウントでフローが実行されるのか?)
おわりに
少し長くなってしまいましたので、本日はここまで。
今回は、フローの種類の中でも「自動化したクラウドフロー」「スケジュール済みクラウド フロー」について説明しました。
次回は、「インスタント クラウド フロー」について説明します。
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小刀稱知哉
大分県出身(温泉大好き)、現在は東京都在住
1990年生まれ
30才でメーカーの技術営業からIT業界にジョブチェンジ!!!
趣味は読書
Power Platform(SharePoint・Power Apps・Power Automate)に関する営業活動や設計、開発などを担当しております!
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