前回の続き!
どうも、自称IT企業社長の小山 才喜です。
引き続き、経営者として、企業をDX化する上での考え方、向き合い方について、ローコード開発を通してお伝えしていきたいと思います。
次回予告にもありましたが、経営者をやっていると部門、個人の業績評価をおこなうための見える化が非常に重要になります。
要は成果に沿った公正な評価、従業員も納得出来る評価をお互いが認識するためのものです。
それを実現するために管理会計という考え方があります。
管理会計を実現する上で部門や個人のゴール策定というところも非常に重要ではありますが、行き過ぎた責任会計とならないよう、評価指針のバランスも考慮する必要があるのかなと思います。が、それはまた別の機会に。
弊社の管理会計の考え方について前回の続き!
さて、本題の「Power Platformで管理会計アプリをどう作るのか?」ですが、まずは私の会社での管理会計の考え方について説明します。
非常にシンプルです。組織および個人で以下の考え方です。
売上
ノルマ
コスト(人件費、経費など)
利益
利益配分
会社
組織または個人
利益が出たら会社と組織または個人で利益を配分します。
更にこれを、数値を当てはめた式として表してみます。
売上がX、原価(ノルマ、各種コスト)をY、利益をZとし、
X(売上) – Y(原価) = Z(利益)
Z × 0.35 = 税金分
(Z × 0.65 ÷ 8) × 5 = 会社取り分
(Z × 0.65 ÷ 8) × 3 = 個人取り分(給与を除く、昇給、賞与原資)
なります。 例えば売上3,000万円、原価1,500万円の場合、366万円が個人の取り分になります。
この考え方は以前勤めていた上場企業の管理会計から継承しています (笑)
現行の仕組みのおさらい
本執筆投稿時には管理会計アプリが出来ている想定だったのですが、想定外のななめ上な経営者であることから、現時点で間に合っていません。。。
ですので今回は、現時点で活用しているExcel をちょい見せして、どう作るかを考えたいと思います。
以下は、この管理会計 Excel シートの考え方です。
1.プロジェクト管理シート
まずは契約書をベースに、プロジェクト管理シートなるものを作成します。
そこには、プロジェクトオーナー、経費、リソース(関わる人のコスト算定)という要素があります。
プロジェクトオーナーが全ての予算を管理し、経費管理、リソース管理をおこないます。
その上でプロジェクトに利益が出るのかどうか、利益が出れば前述の計算式の通り、会社と取り分を分け合います。
2.ノルマ
プロジェクトオーナー、プロジェクトメンバー、ピン芸人のコンサルタント・・・皆それぞれに毎月のノルマが割り当てられます。 ノルマを超えてはじめて昇給および賞与原資が割り当てられます。
コンサル案件の場合、プロジェクトオーナーは案件オーナーでもあるので言い方が悪いですが、プロジェクトメンバーから2割ほど上前をはねることができます。
【余談】この仕組みのメリット
要は仕事を取れる人ほど、下に人を抱えやすいですし、チームを作りやすくなります。
会社としては事業立ち上げ候補をこの仕組みで見えやすくしていますし、支援する枠組みも組織的におこなっています。
同業他社さんで給与が上がらない出世しないという方、いつでもお待ちしております(笑)
さあ!どう作ろうか
この仕組みをどう作るかは自身にとっても次回の宿題にしたいと思いますが、必要な要素としては以下でしょうか。
※ちなみに Power Apps キャンバスアプリで作成予定です。
売上情報の取得
Microsoft 365 からの人事情報連携
見やすさ、導線の分かりやすさ
テーブル設計
導線設計
セキュリティ管理
給与が見えないように
次回予告!
実際には出たとこ勝負ですが、次回は業務フローの可視化、画面の導線、テーブル設計というのをやってみたいと思います。
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Power Platform:経営者がローコード開発をやってみた!その①
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