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Power Platform
2021.07.23

【Power AutomateでExcelデータをSharePointにインポートするために考えること 第3回】フロー実行時のエラー内容と対処方法

【Power AutomateでExcelデータをSharePointにインポートするために考えること 第3回】フロー実行時のエラー内容と対処方法

こんにちは。アーティサン株式会社の小刀稱(ことね)です。

「Power AutomateでExcelをSharePointリストにインポートしたい時に考えること」シリーズの第3回です。

本シリーズでは、私が実際にPower Automateを用いて、「ExcelをSharePointリストにインポートする」フローを作成していきます。

また、作成の際に学んだ点や躓いた点を中心に紹介いたします。

Power Automateでどんな事ができるのか知りたい、実際の作成方法を知りたい、という方に向けた記事です。
前回はPower Automateにて静的なExcelデータをSharePointリストにインポートするフローを作成しましたが、 実行するとエラーが起きてしまいました。

第2回目の内容はこちらを参照ください。

Power AutomateでExcelデータをSharePointにインポートするために考えること(第2回)

今回はエラーの内容とその対処方法についてお伝えしていきたいと思います。

 

エラー内容の確認

まずは発生したエラーについて再度確認します。

発生したエラーの詳細

 

内容を確認すると、SharePointリストExcelデータのdate列の形式が異なるため発生しているようです。

※SharePointリストは日付形式、Excelデータは数値(正確には文字列)となっている。

 

これは「表内に存在する行を一覧表示」アクションを用いて日付形式を取得すると、既定ではシリアル値となってしまうことが原因です。

データ形式がシリアル値になっている

 

対処

対処法としては、「表内に存在する行を一覧表示」アクション下部の「詳細オプションを表示する」をクリックし、DateTime形式ISO 8601に変更するだけです。

 「表内に存在する行を一覧表示」アクション下部の「詳細オプションを表示する」をクリック

 DateTime形式をISO 8601に変更

この詳細オプションを見落とし、「設定箇所が見つからない」とご相談を受けることがよくあります。

↑意外な落とし穴ですね!皆さんもご注意を。

フローでのDateTime形式の指定

 

この設定により、日付形式(ISO 8601形式)で値を取得することができました。

ISO 8601形式で取得出来ている

 

フローの実行

それでは修正したフローを再度実行しましょう。

保存したExcelファイルの横にある三点リーダーから 自動化作成したフロー名 をクリックすることで実行できます。

フローの実行ステップ

無事データをインポートすることができました!

 

フローの実行ステップ

でもよく見ると、datetime列の値が少しおかしいような・・・

 

datetime列の時刻をExcelとSharePointで比較

どうやらSharePointリストのdatetime列が9時間先行しているみたいです。

徐々に完成に近づいていますが、今回はここまで!

次回は発生した現象の原因とその対処方法についてお伝えしていきたいと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

【このシリーズの過去回一覧】

 

Power Platform(SharePoint・Power Apps・Power Automate)に関する営業活動や設計、開発などを担当:小刀稱知哉

小刀稱知哉

大分県出身(温泉大好き)、現在は東京都在住

1990年生まれ

30才でメーカーの技術営業からIT業界にジョブチェンジ!!!

趣味は読書

Power Platform(SharePoint・Power Apps・Power Automate)に関する営業活動や設計、開発などを担当しております!

持ってる資格はPL-200/PL-300/PL-400/PL-600/MS-700/AZ-104/AZ-305

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