Excel の最新バージョン(2206(ビルド 15330.20264))で VBA が動かなくなる問題が発生しています。
エラーとしては「オートメーションエラーです。エラーを特定できません」が出ます。
恐らく Excel 最新ビルドの不具合です。
現時点(2022年7月31日)ではマイクロソフトの公式見解は無く、本問題に関する修正モジュールは公開されていません。
回避策としては、2 バージョン前に Office のバージョンを戻すしか方法が無いようです。
ロールバックの方法は以下となります。
管理者としてコマンドプロンプトを開く
カレントディレクトリを以下のコマンドで変更する
cd %programfiles%\Common Files\Microsoft Shared\ClickToRun
以下のコマンドを実行して 2 バージョン前にロールバックする
cdofficec2rclient.exe /update user updatetoversion=16.0.15330.20230
その後、アカウントから[更新を無効にする]を選択し更新を停止する
※[更新を無効にする]の選択はセキュリティの脆弱性に関係するアップデートが公開された場合に影響があるので、自己責任で設定変更してください。
基幹系のシステムでも Excel VBA を動かすことがあると思いますし、この問題はかなりまずい気はします。
元関係者として今までに無かったくらいの影響力のある問題だと思っています。
前々バージョンに戻せるというのは唯一の救いですが、マイクロソフトさんには早めの対処をお願いしたいところです。
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小山才喜
こんにちは、アーティサン株式会社の代表取締役をやっています。